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「Memoirs of a Mask Maker」
に寄せられた読者の声

     「かつてないほど心をつかまれる回顧録で、最初から最後まで見事に書かれている。登場場面はどれも優しいのに面白く、それでいていつまでも脳裏から離れず、まるで登場人物がページから飛び出してくるようだ。グレーベン氏はジャーナリストとして、各場面にぴったりの詳細と描写、そして会話を織り交ぜる術を持っている。米中西部で生まれ育ち、日本で青春期を過ごし、そして後から振り返ってすべてを懸命に理解しようとする様子が見事に描かれている。一文一文を声に出して読み、人に聞かせたくなるほどの素晴らしさだ」

サム・ロー(ピューリッツァー賞受賞ジャーナリスト)

「人は、どのようにすれば、悲しみで押しつぶされそうな状態から人生を組み立てるまでに這い上がれるのか。そしてどのように、再び愛し愛されるという求め続けた心の平穏を得られるのだろうか? これほど正直で、率直で、そのうえ気持ちを奮い立たせてくれる本はこれまで読んだことがない。困難な時期を乗り越えたすべての人、そしてより良い人生を歩みたいと望むすべての人に読んでもらいたい一冊だ。グレーベン氏は単なるマスクの作り手ではない。教師であり、友人であり、そして人を癒す力の持ち主でもある」。

ジョージ・アンダース(ピューリッツァー賞共同受賞者、「​You Can Do Anything」著者)

「異文化との交流(グレーベン氏の場合は日本との交流)が人のビジョン、キャリア、そして人生の道筋にどれほど大きな影響を与えるかを示す賢明かつ素晴らしい回顧録だ。対立と不信が広がる世界において、彼女の日本の家族や友人との理解、癒し、そして愛を互いに分かち合う旅路は非常に心を揺さぶるものであり、読者が強く共感できるものである」

グレン・S・フクシマ(元在日米国商工会議所[ACCJ]会頭、
元米国大統領府通商代表部[USTR]通商代表補代理(日本・中国担当)

「息をするのも忘れて読み進むほど素晴らしい。幼少期と成人するまでの過程が鮮やかに描かれており、心情に強く訴えかけてくる。家族と、そして自分自身を探すグレーベン氏の旅は、米中西部から日本へと広がる一種のピカレスク的な物語だ。彼女はそこで家族と生涯の仕事の両方を見つける。変わりゆく日本と自己変革に関する描写は、私自身の経験と深く相通じるものがある」

メリー・ホワイト(ボストン大学文化人類学教授)

 

「人はとてつもなく大きな喪失に直面しても、情熱、決意、そして並外れた創造力でこれに立ち向かえることを証明する、強力で心揺さぶられる傑作だ。悲しみを美しさへと昇華させる芸術的な能力への賛歌が謳われている。グレーベン氏が繰り返し示してくれるのは、絶望より愛を選ぶことで文化の違いや古い傷を乗り越え、そして心をいたわる関係性を紡いでいくことで輝かしく寛大な人生を送る、ということだ」

スーザン・デボラ・キング(詩人、「Coven」「One-Breasted Woman」
「Bog Orchids」「Moon Dance」著者)

「この本は、破損部分を金で修復する日本の芸術である金継ぎを文学で表現したような見事な作品だ。心を奮い立たせるうえにテンポよく、深く感動的なこの一冊は、与えられた人生を精一杯に生きてこそ得られる教えで溢れている」

マイケル・S・グレイザー(2004-2009年の米メリーランド州桂冠詩人)

「グレーベン氏の美しい物語を通して、人がどのように成長し、自らの家庭を築いていくのかを具体的に理解することができた。人と人とをつなぎ、次世代へと受け継がれていくものを決定づけるうえで、彼女の場合は世界にまたがる伝統の重要性がありありと伝わってくる。家庭の温かみがどのようにして生み出されるかは学校や本から学ぶことはできないが、この一冊を読めば答えが分かる」

ジェーン・ウエスト(米コロラド州ハート・オブ・ザ・ウエスト・
カウンセリングの乳幼児期発達・トラウマスペシャリスト)

「幼少期の喪失体験に始まり、創造性を発揮して人生を変えるさまざまな経験を積んでいく旅に引き込まれる。悲しみに打ちのめされ、進むべき道を見失っている人に力を与える一冊だ。宗教的に言えば、この本に描かれているのは、深い悲しみから喜びに満ちた復活への軌跡である」

ドナルド・A・ウェルズ(ボストンのオールドサウス教会牧師)

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